土地探しの前に地価相場を確認しよう

土地探しをするときには相場を確認しておくのが重要です。地価に従って土地の販売価格は決まっているのではないかと思うかもしれません。しかし、土地は個人から購入する場合でも、法人から買う場合でも、価格を販売者と不動産会社が相談して決めています。必ずしもその地域の地価の単価に面積をかけて計算した値になっているわけではありません。土地に希少価値がある場合や周辺環境が優れている場合などには高い価格にしても売れると考えて高額で販売していることもあるでしょう。逆に狭小地だから安くして何とか買ってもらおうとすることもあります。地価相場がわかっていると販売価格が高いか安いかを判断できるので事前準備として重要です。

地価相場に基づいて交渉しよう

土地探しをするときに知っておくと良いのが、購入するときには販売価格通りでなくても良いということです。販売価格は土地の所有者が不動産会社と相談した上で、この価格で売りたいと考えて提示しています。そのため、その価格で買いたいと言えば喜んでもらえますが、この価格では高いから安くして欲しいと交渉をすることも可能です。最終的には買い手と売り手の間で合意が取れた金額で売買をすることになります。この交渉のときに役に立つのが地価相場です。地価から考えて高い販売価格のときには相場よりも高いから下げて欲しいという形で根拠がある交渉を進められます。ただ安くして欲しいというだけでは交渉が進まないですが、相場という根拠があるのでうまくいく可能性が高くなるでしょう。